これまでトヨタ プリウスを支持していた層は、50~60歳代。
子育てを終わらせた年代で且つ、マークXやクラウンといった車を下取りに出した人たちが、ダウンサイジングした車を夫婦で楽しむという、どちらかというと、人生をゆっくり楽しもうという世代に多く支持されていました。
おそらく、プリウスだったら満足させてくれるし、近所の人たちから見られても恥ずかしくないだろう、という意識のもとに、そういった世代からの支持を集めていたはずです。
ところが、トヨタ プリウスも3代目になると、そのターゲットを30~40歳代へとチェンジ。
車が持つ本来の楽しさを重要視しつつも、環境意識を高く持った層です。
この層は、車が持つ性能や機能も疎かにすることなく、しっかりとした目で理想の車を見極める層でもあります。
トヨタ プリウスが新しい層を取り込めた理由とは?
トヨタ プリウスが新たな層を取り込むために、旧型プリウスよりも価格帯を抑えたことや、5人家族でもゆったりと乗れるよう、ファミリー層の選択肢に加われるよう、車内の広さを確保したことが、その理由のひとつといえるでしょう。
また近ごろでは、トヨタ プリウスが女性からも多く支持されているのです。
女性が乗るのではなく、男性に乗って欲しいと望まれる車として、多くの支持を集めているのです。
あまり車の車種を知らない女性でも、トヨタ プリウスの名前くらいなら知っている。
有名な車種に乗っているということで、安心感を覚えるのがその理由のひとつのようです。
また、トヨタ プリウスは車内に乗っても未来的なデザインが特徴的。
サイバーな空間でドライブを楽しめることも、女性の支持を多く集める理由につながっているようです。
トヨタ プリウスと聞くと、その価格帯的にも、年配の層が多く乗る車種の印象を持つ人もたくさんいましたが、その傾向も徐々に変化している様子が感じられます。
低燃費でエコな設計なのに、長いドライブでも疲れないその乗り心地は、これからさらに多くの層を魅了していくはずです。
また、7人乗りのトヨタ プリウスは、ゆったりとした車内の空間が魅力的。
子どもが多い家族にも選ばれるカーラインアップへと進化を遂げて行く。
キャンプやバーベキューなどのアウトドア用にも選ばれる車へと、その人気をさらに広げていくことでしょう。